日语2级模拟题

2級日本語能力試験模擬テスト(一)

問題Ⅰ 次の文の___をつけた言葉は、どのように読みますか。最も適当な読み方を、1·2·3·4から一つ選びなさい。

問1 世界の主要都市の暮らしやすさについて調査する。

主要 1 しゅよ 2 しゅよう 3 しゅうよ 4 しゅうよう 暮らし 1 ならし 2 てらし 3 さらし 4 くらし 調査 1 ちょうさ 2 こうさ 3 しんさ 4 けんさ 問2 この国の平均寿命は1985年から20年連続して伸びている。

平均 1 びょうきん 2 びょうどう 3 へいきん 4 へんどう 寿命 1 じゅみょう 2 じゅめい 3 じゅりょう 4 じゅれい 連続 1 れいそく 2 れいぞく 3 れんそく 4 れんぞく 問3 あの警察が犯人に鋭いナイフで腕を刺されたそうだ。

鋭い 1 かたい 2 ほそい 3 こまかい 4 するどい 腕 1 のど 2 こし 3 うで 4 はら 刺された1 おされた 2 さされた 3 ころされた 4 たおされた 問4 このカメラは軽くて、操作が簡単だし、値段も手頃なので、よく売れている。

軽くて 1 やさしくて 2 うすくて 3 かるくて 4 やすくて 操作 1 そうさ 2 そうさく 3 さうさつ 4 そうさい 値段 1 ねたん 2 ねだん 3 ちたん 4 ちだん 手頃 1 てころ 2 てごろ 3 しゅころ 4 しゅごろ 問5 環境汚染を恐れた住民は、新しい鉱山の開発に反対している。

汚染 1 おせん 2 うせん 3 かんせん 4 でんせん 恐れた 1 あきれた 2 おそれた 3 こわれた 4 よごれた 住民 1 しゅうにん 2 しゅうみん 3 じゅうにん 4 じゅうみん 鉱山

1 こうさん 2 ごうさん 3 こうざん 4 ごうざん 問6 山に囲まれたこの小さい村では、人手が足りないから、農業を手伝ってくれる若者を募集している。

囲まれた 1 つつまれた 2 はさまれた 3

かこまれた 4 つかまれた 人手 1 ひとて 2 ひとで 3 にんて 4 じんて 募集 1 もんしゅう 2 もしゅう 3 ぼっしゅう 4 ぼしゅう

問題Ⅱ 次の文の___をつけた言葉は、どのような漢字を書きますか。その漢字を、 1·2·3·4から一つ選びなさい。

問1 きょうどうで部屋を借りれば、家賃をせつやくできる。

きょうどう 1 共同 2 共働 3 供同 4 供働

せつやく 1 倹約 2 倹略 3 節約 4 節略

問2 もうしこみ書のけいしきが へんこうされた。

もうしこみ 1 甲し込み 2 申し込み 3 甲し混み 4 申し混み けいしき 1 刑式 2 刑弐 3 形式 4 形弐 へんこう 1 変化 2 変更 3 変則 4 変換 問3

あくてんこうのため、荷物のとうちゃくがおくれた。

あくてんこう 1 悪天向 2 悪天荒 3 悪天航 4 悪天候 とうちゃく 1 至着 2 到着 3 致着 4 倒着

おくれた 1 延れた 2 留れた 3 遅れた 4 滞れた

問4 しょうがいを克服して、社会にこうけんした人の伝記を読み、非常にはげまされた。 しょうがい 1 障害 2 渉外 3 傷害 4 生涯

こうけん 1 後見 2 貢献 3 公権 4 効験

はげまされた 1 努まされた 2 励まされた

3 勧まされた

4 激まされた 問5 今の生活はいつも時間におわれていて、ゆたかな気持ちではくらせない。 おわれて 1 負われて 2 追われて 3 終われて 4 押われて ゆたかな 1 富かな 2 福かな 3 幸かな 4 豊かな くらせない1 暮らせない 2 墓らせない 3 幕らせない 4 莫らせない 問6 テニスのあいてをしてくれるように弟にたのんでみたが、つかれているからと

ことわられた。

あいて 1 対手 2 相手 3 合手 4 代手

たのんで 1 望んで 2 拝んで 3 願んで 4 頼んで つかれて 1 療れて 2 痛れて 3 疲れて 4 疫れて

ことわられた 1 断られた 2 困られた

3 取られた 4 誤られた

問7 かいさつぐちに じょうしゃけんをお渡しください。

かいさつぐち

1 改札口 2 開札口 3 改礼口 4 開礼口 じょうしゃけん1 上車券 2 淨車券 3

乗車券 4 乗者券

問題Ⅲ 次の文の__に入れるのに一番よいものを1·2·3·4から一つ選びなさい。

A:「あれ、小林くんは?」

B:「小林くんなら、___帰りましたよ。」

1 いまに 2 さらに 3 どこかに 4

とっくに

人間は言葉による を行なう動物である。

1 マンション 2 コミュニケーション

3 コレクション 4 ファッション

相手の意見を__して、私たちはこの計画を変えた。

1 尊敬 2 敬意 3 尊重 4 貴重

うしろを振り返ってみたら、母が立っていた。

1 なにげなく 2 なんとなく 3 なにもなく 4 なにかしたら このスープを作るには___もお金もかかります。

1 手段 2 手間 3 手入れ 4 手続き

奥さんは今日はなぜかやる気がなさそうに、 仕事をしている。

1 ぐずぐず 2 ごろごろ 3 だらだら

4 いきいき

彼は顔が__から、彼に頼めばいい人を紹介してくれるだろう。

1 大きい 2 太い 3 多い

4 広い

林さんの話を聞いて、__________泣きたくなった。

1 なんとなく 2 なんとか 3 せっかく

4 とにかく

今日の会議で、海外投資計画の変更を__つもりだ。

1 提案する 2 展開する 3 観察する

4 投票する 「お茶のおかわり、いかがですか?」

B:「あ、もう____。そろそろ帰りますので。

1 おまたせしました 2 おかまいなく

3 かしこまりました 4 ごえんりょなく

問題Ⅳ 次の(51

)から(55)は、言葉の意味や使い方を説明したものです。その説明

に最もあう言葉を、1·2·3·4から一つ選びなさい。

物と物との間のせまい空間。

1 すきま 2 さかい 3 ふち

4 わき

予期しない意外なようす。

1 たまらない 2 にくめない 3

くだらない 4 おもいがけない 人の一生について述べたもの。

1 伝記 2 日記 3 記録

4 記事

許可を得ないでしまうようす。

1 さかんに 2 めったに 3 かってに

4 わりあいに 川の流れとは反対のほうへ進むこと。

1 おいかける 2 さかのぼる 3 たちあがる 4 とりかえる

問題Ⅴ 次の(56)から(

60)の言葉の使い方として正しいものを、1·2·3·4 から一つ選びなさい。

実に

1 実にこの目で見たんですから、間違いありません。

3 ..。

4 ..。

いちいち

1 うちの親は私のやることにいちいち文句をつける。

2 小山さん、いちいち親切にしてくれてありがどう。

3 すみません、この三つ。いちいち包んでいただけませんか。

4 たなの上には、思い出の品がいちいちならんでいる

微妙

1 声が聞こえたのに、だれもいないとは微妙ですね。

2 あの人は頭が微妙だから、いつも変な考えをおこす。

3 道で微妙な男に声をかけられて、こわくなった。

4 あの事件が起こってから、二人の関係が微妙になってきた。

あざやか

1 骨折した足があざやかに治ってうれしい。

2 新しい畳があざやかなにおいがしている。

3 洋子さんはあざやかなセーターを着てきた。

4 取ったばかりのミカンは、あざやかでとてもおいしい。

どうやら

1 東京では自宅なんかどうやら買えない。

2 彼女の考えがどうやら少し分かってきた。

3 心配しなくても、どうやらなるだろう。

4 どうやらして家と車を買いたいと思っている。

問題Ⅵ (61)から(65)の下線の言葉の意味に最も似ているものを、1·2·3·4から

一つ選びなさい。

主人はよく内職で家計の赤字を埋める。

1 カットする 2 セットする 3 カバーする 4 デザインする

さすがにスターだね。彼女の歌は見事だった。

1 きびしかった 2 ただしかった

すばらしかった 4 めずらしかった

彼は秋に結婚してくださいと絶えず手紙で催促している。

1 ただちに 2 やたらに 3

しだいに 4 しきりに 冬には 気候の温暖な地方は 体の弱い人にいいという。

1 温和な 2

穏やかな 3 安穏 4 平穏

病院へ行って、友達を見舞いました。

1 眺めました 2 慰めました 3 忚援しました 4

助けました

(文法)

問題Ⅳ 次の文の____にはどんな言葉を入れたらよいか。1·2·3·4から最も適当

なものを一つ選びなさい。

うちの娘は車の運転____、自転車にも乗れません。

1 といっても 2 によっては

3 ところが 4 どころか

今回の試験は社会人に向かうから、年齢____誰でも受けられる。

1 を通じて 2 を契機に

3 を問わず 4 を中心に

甘いものを見ると、手を出さず____いられないのだから、痩せたくても

痩せられない。

1 には 2 では

3 しては 4 にも

本当のことを言った____、彼を怒らせてしまった。

1 おかげ 2 ばかりに

3 なら 4 以上に

皆で温泉に行って、飲む____歌う____、大さわぎした

1 とか、とか 2 なり、なり 3 たり、たり 4 やら、やら

彼女は最近おかしいね。いつもさびし_____な顔をしているんだ。

1 がち 2 よう 3 げ 4 みたい

入院を_____、タバコをやめることができる。

1 最後に 2 きっかけに 3 最中に 4 いいわけに

優勝するなんて予想もしていなかった_____、いっそううれしかった。

1 だけに 2 ばかりに 3 ために 4 ものの

雨に濡れるにも_____、子どもたちは外で遊び続けた。

1 かまわず 2 関わらず 3 かかわりなく 4 およばず

台風の影響で九州から四国地方に_____昨夜から大雨が降っています。

1 そって 2 向かって 3 かけて 4 ついて

この村では、年_____人口が減っている。

1 につれて 2 によって 3 にしたがって 4 とともに

町に行く_____に、雑誌を買ってきてくれませんか。

1 途中 2 用事 3 ついで 4 一方

さんざん悩み_____、今の会社を辞めることにした。

1 ぬいて 2 あげく 3 かけて 4 結果

彼はまるで実際に見て来た_____、英国について語った。

1 ことかように 2 かのように 3 とのように 4 ものように

たくさん食べた_____「おなかが痛い」だなんて。あなたが悪いのよ。

1 だけに 2 次第に 3 あげくに 4 ばかりに

彼は自分も苦労した_____、人の苦しみがよく理解できる。

1 どころか 2 ことだから 3 とはいえ 4 だけあって

あの人の顔を見る_____、私は母のことを思い出す。

1 時に 2 たびに 3 ならば 4 とたん

お買い物の金額に_____、プレゼントを差し上げます。

1 忚じて 2 つれて 3 関して 4 比べて

ネコが好きな人がいる_____、犬の方が好きという人もいる

1 一方で 2 反対に 3 代わりに 4 にともなって

あなたのおじいさまのことは昔からよく_____おります。

1 存じて 2 存じ上げて 3 拝借して 4 ごらんになって

問題Ⅴ 次の文の____にはどんな言葉を入れたらよいか。1·2·3·4から最も

適当なものを一つ選びなさい。

選手が強くない上に練習量も少ないAチームは Bチームに勝てる_____。

1 にちがいない 2 ないこともない 3 ものがない 4 わけがない

彼女はアメリカに 5年以上 いたわりには、英語が_____。

1 うまくないこともない 2 上手だそうだ

3 上手でないわけがない 4 上手とは言えない

バルセロナ·オリンピックの思い出話をした後、彼は言った。「そうか、あの頃

あなたもいた_____、スペインに」

1 わけですね 2 ところですね 3 はずですね 4

ものですね

どのコンピュータを買ったらよいか、なかなか一つには________。

1 決めがたい 2 決めかねない

3 決めるしかない 4 決めてたまらない

足の速さにかけては、彼はクラスの_____。

1 だれにも勝てない 2 だれかに勝てない

3 だれにも負けない 4 だれも負けない

どんなに負けていても、最後まであきらめないのがスポーツマンという____。

1 ものだ 2 ことだ 3 べきだ 4 はずだ

え、もう30歳になった?30歳の女性にしては、彼女は_____。

1 大人らしいね 2 40歳くらいに見えた

3 子どもっぽい

4 結婚しようと思った

この前は君に負けてしまったが、今度こそは_____。

1 負けるものか 2 負けようではないか

3 勝つのだもの

4 勝つまい

彼女のダンスは、まるで空を飛んでいる_____。

1 らしい 2 ばかりだ 3 そうだ 4 かのようだ

週間も水をやらなかったのだから、花が枯れて________。

1 しまいっこない 2 しまうのも当然だ

3 しまいようもない 4 しまうのは無理だ

問題Ⅵ 次の文の____にはどんな言葉を入れたらよいか。1·2·3·

4から最も

適当なものを一つ選びなさい。

おいしそうなケーキを_____。高いカロリーが気になったので、勧められても

遠慮した。

1 食べたいわけではなかった 2 食べるべきではなかった

3 食べるどころではない

4 食べたくないわけではなかった

夏休みをどう利用するか。試験が終わったからといって、_____。

1 遊べばよい 2 遊ぶほかはない

3 遊んでもかまわない 4

遊んでばかりではいけない

道路で左右を見なかったばかりに_____。

1 事故にあってしまった 2 事故が起こるかもしれない

3 事故にあわずにすんだ 4

事故の恐れがある

仕事が予定より遅れている。だから、今度の日曜日は、仕事を________。 1 休むことになっている 2 休んではいられない

3 休まねばならない 4

休むにきまっている

勉強が忙しいが、先輩に誘われては、_____________。

1 付き合いざるをえない 2 付き合わざるをえない

3 付き合うざるをえない 4 付き合えざるをえない

2級日本語能力試験模擬テスト(一) 問題I 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1・2・3・4から最も適当なものをーつ選びなさい。

一人の子どもの話です。

仕事で疲れ切って、家ではごろごろ(注1)してテレビばかりを見ている父親はあまり存在感がない、まるで透明人間みたいだ、という子の文章がありました。

①これではいけない。子どもたちに、父親が働いている姿を見せたらどうか。そういう意見もあって、ある母親は子どもを連れて、父親が働く工場へ行くのです。 その子が参観(注2)の記を書きました。

「友だちのおとうさんが、どこかの課長さんだとか、放送局に勤めているとかいう時、私はいつも黙っていました。『わたしのお父さんは工場のコックさんだ』というのが、なんだか ②はずかしくてならなかったのです。でも、わたしは、今日から それが( ③ )言えるような気がします」

その子は初めて、白いコック帽をかぶった父親の働いている姿を見ます。野菜サラダを作っている。びっくりするほど早い手つき(注3)で てきぱきと(注4)仕事を勧めている。 「今まで、あんなお父さんを見たことがありませんでした。何か④よその人のような気がするくらいでした。でも、やっぱりわたしのお父さんでした。お父さんは、恥ずかしそうな顔などちっともしていません。わたしだけが、なんで恥ずかしがっていたのかと思うと、なんか ⑤悪いことをしていたような気がしました」

お昼のサイレンが鳴る。大勢の工員さんたちが集まる。「大勢の工員さんたちが、待ちかまえていた(注5)さんかんきすがたとうめいように食べているのを観ると、わたしまでなんだか嬉しくなりました。み

⑥みんな残さず食べてもらえるかと、じっとそれを見ていました」

現場を踏んだことで、子どもの父親観が変わるのです。みんなが残さずに食べてくれるだろうか。そう思ってじっと見ている子の⑦心臓の音が伝わってきます。「お父さんの働く場所」という現場で、子どもは家にいる父親とは別の父に出あうことができたのです。 (辰濃和男『文章の書き方』岩波新書による) (注1)ごろごろする:特に仕事もしないで過ごす

(注2)参観の記:見学したときのことを書いた文章

(注3)手つき:手の動かした方

(注4)てきぱきと:適切にどんどん仕事を進めていく様子 (注5)待ちかまえる:すぐに対忚できる姿勢で待つ たいおうしせいさんかんきふかん

問1 ①「これ」は、何を指すか。

1 父親が家でテレビばかりを見ていること

2 父親が仕事で疲れ切っていること

3 子どもが父親の存在を感じないこと

4 子どもが父親の働く工場へ行くこと

問2 ②「はずかしくてならなかった」のは、なぜか。

1 テレビばかり見ている父親に料理ができるとは思えなかったから

2 コックさんなのに、家では疲れていて全然料理をしようとしないから

3 コックさんといっても、放送局ではなくて工場のコックさんだから

4 友だちに言えるような立派な仕事を父親がしているとは思えなかったから 問3 ( ③ )に入る適当なことばを選びなさい。

1 平気で 2 ますます 3 がんばれば 4 じょうずに 問4 ④「よその人のような気がするくらいでした」とあるが、それはなぜか。

1 家で何もしない父親が生き生きと仕事をしていたから

2 子どもが来たのに父親が無視して仕事をしていたから

3 父親が会社の課長か放送局の人間のように見えたから

4 父親に白いコック帽があまり似合っていなかったから

問5 ⑤「悪い」というのはここではどんな意味か。

1 友だちに対してずるい 2 父親に感謝したい

3 友だちに対してひきょうだ 4 父親にもうしわけない

問6 ⑥「みんな」は何を指すか。

1 工員さんたち 2 コックさんたち

3 子どもたち 4 工場の昼食

問7 ⑦「心臓の音が伝わってきます」とあるが、ここではどういうことか。

1 子どもの心臓の音が工場の人に聞こえること

2 どきどきしているようすが読んでいる人に分かること

3 はきはきしているようすが読んでいる人に想像できること

4 びっくりしているようすが工場の人に感じられること

問題Ⅱ 次の(1)から(3)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も

適当なものを一つ選びなさい。

(1)ハトを使って絵画を見わける実験をおこなってみよう。実験では10枚のピカソ(注1)の絵と10枚のモネ(注1)の絵をつかった。ハトは訓練用の小さな実験箱に入れられる。実験箱にはスクリーン(注2)があり、スライド(注3)・プロジェクターで絵が映しだされる。 ピカソの絵が映されたときにスクリーンをつつけば餌が与えられ、モネの絵の時には餌がもらえない。また、別のハトは逆にモネの絵では餌をもらえ、ピカソの絵ではもらえないという訓練をうける。ハトはおよそ20日間程度の訓練で①この区別ができるようになる。ハトはモネの絵とピカソの絵が分かるようになったのだろうか。

これはハトがピカソとモネの区別ができるようになったからではなく、20枚の絵を丸暗記して(注まるあんきえさ4)覚えただけのことかもしれない。実際ハトはこのくらいの数の意味のない図をまるごと(注5)覚える記憶力を持っている。( ② )、ハトは訓練に使われなかった、はじめて見る絵を見せられた場合でも、それがモネの絵であるかピカソの絵であるかを区別したのである。ハトは訓練につかわれた特定の絵を丸暗記したのではなく、「ピカソ」の作品、「モネ」の作品という③作風の区別を覚えたと考えられる。

(渡辺茂『ピカソを見わけるハト』日本放送出版協会による) (注1)ピカソ、モネ:ヨーロッパの画家の名前

(注2)スクリーン:スライドを大きく映す幕

(注3)スライド・プロジェクター:スライドを映す機械

(注4)丸暗記する:全部そのまま記憶する

(注5)まるごと:そのまま全部 まるあんききおくまく

問1 筆者は実験に使ったハトにどのように絵を見せたのか。

1 ピカソの絵を見せるハトとモネの絵を見せるハトとに分けた。

2 全部のハトにピカソとモネの両方の絵を見せた。

3 全部のハトにピカソの描いた絵だけを見せた。

4 全部のハトにモネの描いた絵だけを見せた。

問2 ハトがどのようなことをした場合に、①「この区別ができる」と筆者は判断した

のか。

1 餌がもらえる絵を見たとき、スクリーンをつついた場合

2 餌がもらえない絵を見たとき、スクリーンをつついた場合

3 ピカソとモネの絵を見ても、、スクリーンをつつかなかった場合

4 ピカソとモネの両方の絵を見たとき、スクリーンをつついた場合

問3( ②

)に入る言葉は次のどれか。1 それから 2 もちろん 3 しかし 4 一方

問4

③「作風の区別を覚えた」とあるが、どのようなことか。1 初めてみた場合でも、ピカソとモネの絵がすぐ覚えられるようになった。

2 ピカソとモネの絵を10枚ずつ覚えて、その区別ができるようになった。

3 ピカソやモネの絵とほかの画家が描いた絵を区別できるようになった。

4 ピカソの絵の特徴とモネの絵の特徴が区別できるようになった。

(2)子供に食事のマナー(注1)を教えるときは、「〇〇すべきである」「〇〇しなくではならない」というように、自分の考え方を押しつけるのでは、子供たちは納得しません。子供たちは、美しい食べ方をしていると、人から「すてきだ」とか「かっこいい」とか褒められる経験を通して、美しいマナーの意味を納得するのです。

それには、家庭や学校などの集団の中で、子供自身に①自分のありよう(注2)を意識させることです。そして、きれいで美しい食べ方ができた時には「きれいに食べられたね」「かっこよく見えるよ」とほめてあげましょう。

子供は褒められたことで「またこのようにしてみよう」と思います。こうして(中略)美しいマナーが習慣となり、その場に忚じた美しい自己のふるまいを身につけていくことができるのでしょう。

ところで、皆さんは食事のマナーが成立するには「他者との関係」が不可欠(注3)であることにお気づきでしょうか。

②人は人前で食事をするとき、一人で食べるよりもそれなりに整った食べ方をしようとするものです。それは「自分をよく見せたい、人からよく見られたい」という気持ちが根底(注4)にあるからです。だから、食事のマナーを身につける必要性が自然に生ずるのです。

一方、1人で食事をとるときは、食事のマナーを感ずることが少ないのではないでしょうか。近ごろの家庭の多く見られる「子供の孤食」は、子供に適切なマナー観(注5)を身につけさせるという意味においても考慮すべき問題であると言えるのです。 じこえさ

(女子栄養大学出版部『栄養と料理』1999年2月号による) 注1:マナー:行儀・作法

注2:ありよう:ようす・姿

注3:不可欠:なくてはならないもの、どうしても必要なもの

注4:根底:基本、もと

注5:マナー観:マナーについての考え方 きほんすがたぎょうぎ

問1 ①「自分のありようを意識させる」とあるが、どういうことか。

1 自分のふるまいがきれいかどうかを意識させる。

2 他の人に自分が迷惑をかけているのだと意識させる。

3 他の人から見て自分が美しく見えているのだと意識させる。

4 家庭や学校等の集団の中で自分の置かれている立場を意識させる。

問2 ②「人は人前で食事をするとき、一人で食べるよりもそれなりに整った食べ方をしようとするものです」とあるが、その文末の「ものです」と同じ意味の文を次の1・2・3・4から一つ選びなさい。

1 はじめまして、わたくしは田中淳太郎というものでございます。

2 子どもの頃、よく友達とこの川で泳いだものです。

3 「パソコンがないと生活できない」とは、今の学生は贅沢なことを言うものです。 4 朝、人に会ったとき、「おはようございます」という挨拶をするものです。 問3 子供に食事のマナーを身につけさせるために筆者が勧めているのは、どれか。

1 親の考え方を子供に押し付ける。

2 時々、一人で食事をさせるようにする。

3 子供が美しく食べたときにほめてやる。

4 子供にマナーの意味を説明して納得させる。

問4 子供が一人で食事をする「孤食」について、筆者はどのように考えているか。

1 一人で食事をしていると、正しいマナーが身につきにくい。

2 一人で食事をすることで 適切なマナー観が身についていく。 3 人は一人で食べる時の方が正しい食べ方をしようとする。

4 一人で食事をする時でも正しいマナーで食べなければならない。

(3)フリーターが増えている。200万人に近い、とも言われる。それでも①たいした社会問題にならないのは、フリーターという呼び名だからである。けっして失業者と呼ばれない。1999年現在、15歳から24歳までの男性の失業者は、10.3パーセントにも達している。

労働省の定義によれば、「フリーター」とは、15歳から34歳までのパートやアルバイトをしている男女、ということになる。つまり、34歳をすぎると、もうフリーターとは呼ばれない。ただのパートかアルバイターである。女性の場合、フリーターといわれるのは、独身者のことで、主婦になると、パートのおばさん、である。

フリーターは、自分で就職せずに、気ままに(注1)働いて、自由を楽しんでいるように見えるが、実際のところは、うまく就職できないための、浪人暮らし(注ろうにんぐしゅうしょくていぎ2)が少なくな

い。それは失業率が高くなると、フリーターが多くなることによっても、よく理解できる。正社員に登用される(注とうよう3)かもしれない、と思って、一生懸命 働いたが、採用されなかいっしょうけんめいさいよう

った、というフリーターも多い。②これなどは、間違いなく失業者の部類にはいる人である。

(鎌田慧『現代社会100面相』岩波書店による) (注1)気ままに:自分の思い通りに

(注2)浪人暮らし:ここでは、失業中の状態

(注3)正社員に登用する:正式な社員の地位に引き上げる とうようろうにんぐ

問1 パートやアルバイトをしている、「フリーター」と呼ばれる人は、次のうち、

どのような人を指しているのか。

1 25歳で結婚している男性 2 25歳で結婚している女性

3 40歳で独身の男性 4 40歳で独身の女性

問2 ①「たいした社会問題にならない」とあるが、なぜか。

1 フリーターは失業者だと思われていないから

2 フリーターは労働者全体からみて数が少ないから

3 フリーターというよび名がまだあまり知られていないから

4 フリーターは自分の意志で自由を楽しんでいる人だから

問3 ②「これ」という言葉は、何を指しているのか。

1 自由を楽しんでいる浪人暮らしのフリーター

2 正社員になりたいのに採用されないフリーター

3 仕事があるのに自分で就職しないフリーター

4 一生懸命 働いて、正社員に登用されたフリーター

問題Ⅲ 次の(1)から(5)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も

適当なものを1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1)毎日使っているコップを割ってしまったとします。すると、もう水を入れたり、ジュースを入れたりできませんから、捨ててしまいます。このようにちょっと前まで、身近(注1)みぢかいっしょうけんめいとうようしゅうしょくさいようろうにんぐに使っていたものがごみとなります。ごみは、いらなくなったものだし、イメージ

ひとくちも悪いので、私たちはすぐに忘れてしまいます。しかし、一口で(注2)ごみといって片づ

けてしまわないで、ちょっと考えてほしいのです。

実は、あなたの周りに見えるものはすべてごみなのです。たとえば、この本はいずれ紙のごみになります。机、いす、蛍光灯もいずれごみになります。(中略)つまり、ごみは私たちが買ったり、使ったりする品物そのものです。

(八太昭道『ごみから地球を考える』による) (注1)身近に:普通に、普段の生活で

(注2)一口で:簡単な言葉で ひとくちみぢかけいこうとう

【問い】「ごみといって片づけてしまわないで」とあるが、ここで「片づけてしまう」

とはどういうことか。

1 ごみ箱のなかに入れて捨ててしまうこと

2 ごみのことをよく考えないで忘れること

3 割れてしまったものをよく整理しておくこと

4 割れたものを捨てないで大切に保存すること

(2)「何杯食べても四百円か」

男は、ラーメン屋の立て看板に目をやると、すぐに店の中に入った。

男は若く、体格(注1)が良く、かなりの大食漢(注2)。

ラーメンを一杯、軽く食べると二杯目に入った。

「お客さん、どんどん食べて下さい」

やがて、三杯目。これもクリア(注3)。 「①まだまだ遠慮しないで、もっと食べてもいいんですよ」

「それにしても、②こんなことでよく商売が成り立つ(注4)な」

男は四杯目に入った。だが、さすがに全部食べることはできなかった。

「もう腹いっぱい。四杯でやめておくよ。お勘定!」

「千六百円です」

「えっ、四百円じゃないんですか」

「お客さん、外の看板を見てくださいよ」

『おかしいな』と思い、看板を見ると(何杯食べても一杯四百円)の間違いだった。 (伊藤聡「何杯食べても」『小説現代』講談社1996年3月号による) (注1)体格が良い:体が大きくてしっかりしている

(注2)大食漢:たくさん食べる人

(注3)クリア:ぜんぶ食べてしまうこと、目標をこえること

(注4)成り立つ:できる もくひょうたいしょくかんたいかくたいかくたいしょくかん

【問1】①「まだまだ遠慮しないで、もっと食べてもいいんですよ」とあるが、店の人はなぜこう言ったと考えられるか。

1 客が食べれば食べるほどそれだけ自分がもうかると考えたから

2 客が遠慮していると思い、もっと勧めようと思ったから

3 客がとても おなかがすいていてかわいそうに思えたから

4 客がラーメンをどんどん食べる様子が気持ち良く思えたから

【問2】男が②「こんなことでよく商売が成り立つな」と考えたのはなぜか。

1 その店の人が自分に無理に食べさせようとしたから

2 その店のラーメンは何杯食べても四百円だと思ったから

3 その店ではラーメンが一杯四百円しかなかったから

4 その店で食べたラーメンがあまりおいしくなかったから

(3) 母の日(注1)えんりょの翌日、同じ幼稚園に20年間通い続けて、幼児たちに母親の顔を描いかてもらっているある児童心理学者が、「子どもたちの描く絵に、最近二つの変化が現れた――目尻(注2)が釣り上がり、口が大きくなってきた」と言っていました。 めじりつ

子どもは正直です。母親の顔から笑顔が消えて、子どもを睨みつけ、大きな口を開けてガミガミと怒鳴りつける母親の顔が見えてくるようです。

(太田典生『「いい話」のおすそわけ』三笠書房による) (注1)母の日:五月の第二日曜日で、子が母に感謝する日

(注2)目尻:

めじりにらどな

【問い】この文章で筆者が最も言いたいことは何か。

1 最近の母親は子どもをしかることが多くなった。

2 最近の母親は以前に比べて口が大きくなった。

3 最近の子どもは母親の顔の絵が上手になった。

4 最近の子どもは以前に比べて正直になった。

(4)親に面倒をみてもらって育つ動物の子どもたちは、親のそばにいたがり、親のするとおりにするという習性(注1)を持って生まれてくる。親は教えるつもりなどなく、子の方でも教わるつもりなどないが、徐々に親の知恵は子にコピーされていくのだ。(中略) 例えば、子猫が親猫と一緒に出かけて行くとする。道を渡ろうとしたとき、向こうから車が来る音がする。親猫は「怖い!」と思って引き返す。そのとき子猫は親と同じレベルで「怖さ」に同調(注2)するのである。そして親と同じことをする。これで子猫は車の音が危険の到来(注3)だということと、どうやって避ければ良いかということを学ぶ。 (加藤由子『雨の日ネコはとことん眠い』による) (注1)習性:動物の行動に見られる独特の性質

(注2)同調する:他のものと調子を合わせる

(注3)到来:やって来ること とうらいどうちょうしゅうせい

【問い】「親と同じこと」というのは、ここではどういうことか。

1 コピーすること 2 引き返すこと

3 出かけること 4 道を渡ること

(5)私が左ききの人(注)をはじめて意識したのは大人になってからでした。

後輩の医者に一人左ききの人がいて、いっしょに夕食を食べにでかけると必ず私の左側にすわろうとするのです。

「先生の右側にすわると、おはしを持った私の左手と先生の右手がぶつかって、申し訳ないから……」というのが、その理由でした。

(細谷亮太「わくわく子育て」1995年2月8日付朝日新聞による) (注)左ききの人:左手で字を書いたりはさみを使ったりする人

【問い】「その理由」とあるが、何の理由か。

1 私が左ききの人をはじめて意識した理由

2 後輩の医者の一人が左ききであった理由

3 後輩の医者が私の左側にすわった理由

4 後輩の医者が申し訳ないと思った理由

2級日本語能力試験模擬テスト(一) 問題Ⅰ

問題Ⅱ

問題Ⅲ

問題Ⅵ

問題Ⅱ

問題Ⅳ

問題Ⅴ

2級日本語能力試験模擬テスト(一)

問題Ⅰ 次の文の___をつけた言葉は、どのように読みますか。最も適当な読み方を、1·2·3·4から一つ選びなさい。

問1 世界の主要都市の暮らしやすさについて調査する。

主要 1 しゅよ 2 しゅよう 3 しゅうよ 4 しゅうよう 暮らし 1 ならし 2 てらし 3 さらし 4 くらし 調査 1 ちょうさ 2 こうさ 3 しんさ 4 けんさ 問2 この国の平均寿命は1985年から20年連続して伸びている。

平均 1 びょうきん 2 びょうどう 3 へいきん 4 へんどう 寿命 1 じゅみょう 2 じゅめい 3 じゅりょう 4 じゅれい 連続 1 れいそく 2 れいぞく 3 れんそく 4 れんぞく 問3 あの警察が犯人に鋭いナイフで腕を刺されたそうだ。

鋭い 1 かたい 2 ほそい 3 こまかい 4 するどい 腕 1 のど 2 こし 3 うで 4 はら 刺された1 おされた 2 さされた 3 ころされた 4 たおされた 問4 このカメラは軽くて、操作が簡単だし、値段も手頃なので、よく売れている。

軽くて 1 やさしくて 2 うすくて 3 かるくて 4 やすくて 操作 1 そうさ 2 そうさく 3 さうさつ 4 そうさい 値段 1 ねたん 2 ねだん 3 ちたん 4 ちだん 手頃 1 てころ 2 てごろ 3 しゅころ 4 しゅごろ 問5 環境汚染を恐れた住民は、新しい鉱山の開発に反対している。

汚染 1 おせん 2 うせん 3 かんせん 4 でんせん 恐れた 1 あきれた 2 おそれた 3 こわれた 4 よごれた 住民 1 しゅうにん 2 しゅうみん 3 じゅうにん 4 じゅうみん 鉱山

1 こうさん 2 ごうさん 3 こうざん 4 ごうざん 問6 山に囲まれたこの小さい村では、人手が足りないから、農業を手伝ってくれる若者を募集している。

囲まれた 1 つつまれた 2 はさまれた 3

かこまれた 4 つかまれた 人手 1 ひとて 2 ひとで 3 にんて 4 じんて 募集 1 もんしゅう 2 もしゅう 3 ぼっしゅう 4 ぼしゅう

問題Ⅱ 次の文の___をつけた言葉は、どのような漢字を書きますか。その漢字を、 1·2·3·4から一つ選びなさい。

問1 きょうどうで部屋を借りれば、家賃をせつやくできる。

きょうどう 1 共同 2 共働 3 供同 4 供働

せつやく 1 倹約 2 倹略 3 節約 4 節略

問2 もうしこみ書のけいしきが へんこうされた。

もうしこみ 1 甲し込み 2 申し込み 3 甲し混み 4 申し混み けいしき 1 刑式 2 刑弐 3 形式 4 形弐 へんこう 1 変化 2 変更 3 変則 4 変換 問3

あくてんこうのため、荷物のとうちゃくがおくれた。

あくてんこう 1 悪天向 2 悪天荒 3 悪天航 4 悪天候 とうちゃく 1 至着 2 到着 3 致着 4 倒着

おくれた 1 延れた 2 留れた 3 遅れた 4 滞れた

問4 しょうがいを克服して、社会にこうけんした人の伝記を読み、非常にはげまされた。 しょうがい 1 障害 2 渉外 3 傷害 4 生涯

こうけん 1 後見 2 貢献 3 公権 4 効験

はげまされた 1 努まされた 2 励まされた

3 勧まされた

4 激まされた 問5 今の生活はいつも時間におわれていて、ゆたかな気持ちではくらせない。 おわれて 1 負われて 2 追われて 3 終われて 4 押われて ゆたかな 1 富かな 2 福かな 3 幸かな 4 豊かな くらせない1 暮らせない 2 墓らせない 3 幕らせない 4 莫らせない 問6 テニスのあいてをしてくれるように弟にたのんでみたが、つかれているからと

ことわられた。

あいて 1 対手 2 相手 3 合手 4 代手

たのんで 1 望んで 2 拝んで 3 願んで 4 頼んで つかれて 1 療れて 2 痛れて 3 疲れて 4 疫れて

ことわられた 1 断られた 2 困られた

3 取られた 4 誤られた

問7 かいさつぐちに じょうしゃけんをお渡しください。

かいさつぐち

1 改札口 2 開札口 3 改礼口 4 開礼口 じょうしゃけん1 上車券 2 淨車券 3

乗車券 4 乗者券

問題Ⅲ 次の文の__に入れるのに一番よいものを1·2·3·4から一つ選びなさい。

A:「あれ、小林くんは?」

B:「小林くんなら、___帰りましたよ。」

1 いまに 2 さらに 3 どこかに 4

とっくに

人間は言葉による を行なう動物である。

1 マンション 2 コミュニケーション

3 コレクション 4 ファッション

相手の意見を__して、私たちはこの計画を変えた。

1 尊敬 2 敬意 3 尊重 4 貴重

うしろを振り返ってみたら、母が立っていた。

1 なにげなく 2 なんとなく 3 なにもなく 4 なにかしたら このスープを作るには___もお金もかかります。

1 手段 2 手間 3 手入れ 4 手続き

奥さんは今日はなぜかやる気がなさそうに、 仕事をしている。

1 ぐずぐず 2 ごろごろ 3 だらだら

4 いきいき

彼は顔が__から、彼に頼めばいい人を紹介してくれるだろう。

1 大きい 2 太い 3 多い

4 広い

林さんの話を聞いて、__________泣きたくなった。

1 なんとなく 2 なんとか 3 せっかく

4 とにかく

今日の会議で、海外投資計画の変更を__つもりだ。

1 提案する 2 展開する 3 観察する

4 投票する 「お茶のおかわり、いかがですか?」

B:「あ、もう____。そろそろ帰りますので。

1 おまたせしました 2 おかまいなく

3 かしこまりました 4 ごえんりょなく

問題Ⅳ 次の(51

)から(55)は、言葉の意味や使い方を説明したものです。その説明

に最もあう言葉を、1·2·3·4から一つ選びなさい。

物と物との間のせまい空間。

1 すきま 2 さかい 3 ふち

4 わき

予期しない意外なようす。

1 たまらない 2 にくめない 3

くだらない 4 おもいがけない 人の一生について述べたもの。

1 伝記 2 日記 3 記録

4 記事

許可を得ないでしまうようす。

1 さかんに 2 めったに 3 かってに

4 わりあいに 川の流れとは反対のほうへ進むこと。

1 おいかける 2 さかのぼる 3 たちあがる 4 とりかえる

問題Ⅴ 次の(56)から(

60)の言葉の使い方として正しいものを、1·2·3·4 から一つ選びなさい。

実に

1 実にこの目で見たんですから、間違いありません。

3 ..。

4 ..。

いちいち

1 うちの親は私のやることにいちいち文句をつける。

2 小山さん、いちいち親切にしてくれてありがどう。

3 すみません、この三つ。いちいち包んでいただけませんか。

4 たなの上には、思い出の品がいちいちならんでいる

微妙

1 声が聞こえたのに、だれもいないとは微妙ですね。

2 あの人は頭が微妙だから、いつも変な考えをおこす。

3 道で微妙な男に声をかけられて、こわくなった。

4 あの事件が起こってから、二人の関係が微妙になってきた。

あざやか

1 骨折した足があざやかに治ってうれしい。

2 新しい畳があざやかなにおいがしている。

3 洋子さんはあざやかなセーターを着てきた。

4 取ったばかりのミカンは、あざやかでとてもおいしい。

どうやら

1 東京では自宅なんかどうやら買えない。

2 彼女の考えがどうやら少し分かってきた。

3 心配しなくても、どうやらなるだろう。

4 どうやらして家と車を買いたいと思っている。

問題Ⅵ (61)から(65)の下線の言葉の意味に最も似ているものを、1·2·3·4から

一つ選びなさい。

主人はよく内職で家計の赤字を埋める。

1 カットする 2 セットする 3 カバーする 4 デザインする

さすがにスターだね。彼女の歌は見事だった。

1 きびしかった 2 ただしかった

すばらしかった 4 めずらしかった

彼は秋に結婚してくださいと絶えず手紙で催促している。

1 ただちに 2 やたらに 3

しだいに 4 しきりに 冬には 気候の温暖な地方は 体の弱い人にいいという。

1 温和な 2

穏やかな 3 安穏 4 平穏

病院へ行って、友達を見舞いました。

1 眺めました 2 慰めました 3 忚援しました 4

助けました

(文法)

問題Ⅳ 次の文の____にはどんな言葉を入れたらよいか。1·2·3·4から最も適当

なものを一つ選びなさい。

うちの娘は車の運転____、自転車にも乗れません。

1 といっても 2 によっては

3 ところが 4 どころか

今回の試験は社会人に向かうから、年齢____誰でも受けられる。

1 を通じて 2 を契機に

3 を問わず 4 を中心に

甘いものを見ると、手を出さず____いられないのだから、痩せたくても

痩せられない。

1 には 2 では

3 しては 4 にも

本当のことを言った____、彼を怒らせてしまった。

1 おかげ 2 ばかりに

3 なら 4 以上に

皆で温泉に行って、飲む____歌う____、大さわぎした

1 とか、とか 2 なり、なり 3 たり、たり 4 やら、やら

彼女は最近おかしいね。いつもさびし_____な顔をしているんだ。

1 がち 2 よう 3 げ 4 みたい

入院を_____、タバコをやめることができる。

1 最後に 2 きっかけに 3 最中に 4 いいわけに

優勝するなんて予想もしていなかった_____、いっそううれしかった。

1 だけに 2 ばかりに 3 ために 4 ものの

雨に濡れるにも_____、子どもたちは外で遊び続けた。

1 かまわず 2 関わらず 3 かかわりなく 4 およばず

台風の影響で九州から四国地方に_____昨夜から大雨が降っています。

1 そって 2 向かって 3 かけて 4 ついて

この村では、年_____人口が減っている。

1 につれて 2 によって 3 にしたがって 4 とともに

町に行く_____に、雑誌を買ってきてくれませんか。

1 途中 2 用事 3 ついで 4 一方

さんざん悩み_____、今の会社を辞めることにした。

1 ぬいて 2 あげく 3 かけて 4 結果

彼はまるで実際に見て来た_____、英国について語った。

1 ことかように 2 かのように 3 とのように 4 ものように

たくさん食べた_____「おなかが痛い」だなんて。あなたが悪いのよ。

1 だけに 2 次第に 3 あげくに 4 ばかりに

彼は自分も苦労した_____、人の苦しみがよく理解できる。

1 どころか 2 ことだから 3 とはいえ 4 だけあって

あの人の顔を見る_____、私は母のことを思い出す。

1 時に 2 たびに 3 ならば 4 とたん

お買い物の金額に_____、プレゼントを差し上げます。

1 忚じて 2 つれて 3 関して 4 比べて

ネコが好きな人がいる_____、犬の方が好きという人もいる

1 一方で 2 反対に 3 代わりに 4 にともなって

あなたのおじいさまのことは昔からよく_____おります。

1 存じて 2 存じ上げて 3 拝借して 4 ごらんになって

問題Ⅴ 次の文の____にはどんな言葉を入れたらよいか。1·2·3·4から最も

適当なものを一つ選びなさい。

選手が強くない上に練習量も少ないAチームは Bチームに勝てる_____。

1 にちがいない 2 ないこともない 3 ものがない 4 わけがない

彼女はアメリカに 5年以上 いたわりには、英語が_____。

1 うまくないこともない 2 上手だそうだ

3 上手でないわけがない 4 上手とは言えない

バルセロナ·オリンピックの思い出話をした後、彼は言った。「そうか、あの頃

あなたもいた_____、スペインに」

1 わけですね 2 ところですね 3 はずですね 4

ものですね

どのコンピュータを買ったらよいか、なかなか一つには________。

1 決めがたい 2 決めかねない

3 決めるしかない 4 決めてたまらない

足の速さにかけては、彼はクラスの_____。

1 だれにも勝てない 2 だれかに勝てない

3 だれにも負けない 4 だれも負けない

どんなに負けていても、最後まであきらめないのがスポーツマンという____。

1 ものだ 2 ことだ 3 べきだ 4 はずだ

え、もう30歳になった?30歳の女性にしては、彼女は_____。

1 大人らしいね 2 40歳くらいに見えた

3 子どもっぽい

4 結婚しようと思った

この前は君に負けてしまったが、今度こそは_____。

1 負けるものか 2 負けようではないか

3 勝つのだもの

4 勝つまい

彼女のダンスは、まるで空を飛んでいる_____。

1 らしい 2 ばかりだ 3 そうだ 4 かのようだ

週間も水をやらなかったのだから、花が枯れて________。

1 しまいっこない 2 しまうのも当然だ

3 しまいようもない 4 しまうのは無理だ

問題Ⅵ 次の文の____にはどんな言葉を入れたらよいか。1·2·3·

4から最も

適当なものを一つ選びなさい。

おいしそうなケーキを_____。高いカロリーが気になったので、勧められても

遠慮した。

1 食べたいわけではなかった 2 食べるべきではなかった

3 食べるどころではない

4 食べたくないわけではなかった

夏休みをどう利用するか。試験が終わったからといって、_____。

1 遊べばよい 2 遊ぶほかはない

3 遊んでもかまわない 4

遊んでばかりではいけない

道路で左右を見なかったばかりに_____。

1 事故にあってしまった 2 事故が起こるかもしれない

3 事故にあわずにすんだ 4

事故の恐れがある

仕事が予定より遅れている。だから、今度の日曜日は、仕事を________。 1 休むことになっている 2 休んではいられない

3 休まねばならない 4

休むにきまっている

勉強が忙しいが、先輩に誘われては、_____________。

1 付き合いざるをえない 2 付き合わざるをえない

3 付き合うざるをえない 4 付き合えざるをえない

2級日本語能力試験模擬テスト(一) 問題I 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1・2・3・4から最も適当なものをーつ選びなさい。

一人の子どもの話です。

仕事で疲れ切って、家ではごろごろ(注1)してテレビばかりを見ている父親はあまり存在感がない、まるで透明人間みたいだ、という子の文章がありました。

①これではいけない。子どもたちに、父親が働いている姿を見せたらどうか。そういう意見もあって、ある母親は子どもを連れて、父親が働く工場へ行くのです。 その子が参観(注2)の記を書きました。

「友だちのおとうさんが、どこかの課長さんだとか、放送局に勤めているとかいう時、私はいつも黙っていました。『わたしのお父さんは工場のコックさんだ』というのが、なんだか ②はずかしくてならなかったのです。でも、わたしは、今日から それが( ③ )言えるような気がします」

その子は初めて、白いコック帽をかぶった父親の働いている姿を見ます。野菜サラダを作っている。びっくりするほど早い手つき(注3)で てきぱきと(注4)仕事を勧めている。 「今まで、あんなお父さんを見たことがありませんでした。何か④よその人のような気がするくらいでした。でも、やっぱりわたしのお父さんでした。お父さんは、恥ずかしそうな顔などちっともしていません。わたしだけが、なんで恥ずかしがっていたのかと思うと、なんか ⑤悪いことをしていたような気がしました」

お昼のサイレンが鳴る。大勢の工員さんたちが集まる。「大勢の工員さんたちが、待ちかまえていた(注5)さんかんきすがたとうめいように食べているのを観ると、わたしまでなんだか嬉しくなりました。み

⑥みんな残さず食べてもらえるかと、じっとそれを見ていました」

現場を踏んだことで、子どもの父親観が変わるのです。みんなが残さずに食べてくれるだろうか。そう思ってじっと見ている子の⑦心臓の音が伝わってきます。「お父さんの働く場所」という現場で、子どもは家にいる父親とは別の父に出あうことができたのです。 (辰濃和男『文章の書き方』岩波新書による) (注1)ごろごろする:特に仕事もしないで過ごす

(注2)参観の記:見学したときのことを書いた文章

(注3)手つき:手の動かした方

(注4)てきぱきと:適切にどんどん仕事を進めていく様子 (注5)待ちかまえる:すぐに対忚できる姿勢で待つ たいおうしせいさんかんきふかん

問1 ①「これ」は、何を指すか。

1 父親が家でテレビばかりを見ていること

2 父親が仕事で疲れ切っていること

3 子どもが父親の存在を感じないこと

4 子どもが父親の働く工場へ行くこと

問2 ②「はずかしくてならなかった」のは、なぜか。

1 テレビばかり見ている父親に料理ができるとは思えなかったから

2 コックさんなのに、家では疲れていて全然料理をしようとしないから

3 コックさんといっても、放送局ではなくて工場のコックさんだから

4 友だちに言えるような立派な仕事を父親がしているとは思えなかったから 問3 ( ③ )に入る適当なことばを選びなさい。

1 平気で 2 ますます 3 がんばれば 4 じょうずに 問4 ④「よその人のような気がするくらいでした」とあるが、それはなぜか。

1 家で何もしない父親が生き生きと仕事をしていたから

2 子どもが来たのに父親が無視して仕事をしていたから

3 父親が会社の課長か放送局の人間のように見えたから

4 父親に白いコック帽があまり似合っていなかったから

問5 ⑤「悪い」というのはここではどんな意味か。

1 友だちに対してずるい 2 父親に感謝したい

3 友だちに対してひきょうだ 4 父親にもうしわけない

問6 ⑥「みんな」は何を指すか。

1 工員さんたち 2 コックさんたち

3 子どもたち 4 工場の昼食

問7 ⑦「心臓の音が伝わってきます」とあるが、ここではどういうことか。

1 子どもの心臓の音が工場の人に聞こえること

2 どきどきしているようすが読んでいる人に分かること

3 はきはきしているようすが読んでいる人に想像できること

4 びっくりしているようすが工場の人に感じられること

問題Ⅱ 次の(1)から(3)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も

適当なものを一つ選びなさい。

(1)ハトを使って絵画を見わける実験をおこなってみよう。実験では10枚のピカソ(注1)の絵と10枚のモネ(注1)の絵をつかった。ハトは訓練用の小さな実験箱に入れられる。実験箱にはスクリーン(注2)があり、スライド(注3)・プロジェクターで絵が映しだされる。 ピカソの絵が映されたときにスクリーンをつつけば餌が与えられ、モネの絵の時には餌がもらえない。また、別のハトは逆にモネの絵では餌をもらえ、ピカソの絵ではもらえないという訓練をうける。ハトはおよそ20日間程度の訓練で①この区別ができるようになる。ハトはモネの絵とピカソの絵が分かるようになったのだろうか。

これはハトがピカソとモネの区別ができるようになったからではなく、20枚の絵を丸暗記して(注まるあんきえさ4)覚えただけのことかもしれない。実際ハトはこのくらいの数の意味のない図をまるごと(注5)覚える記憶力を持っている。( ② )、ハトは訓練に使われなかった、はじめて見る絵を見せられた場合でも、それがモネの絵であるかピカソの絵であるかを区別したのである。ハトは訓練につかわれた特定の絵を丸暗記したのではなく、「ピカソ」の作品、「モネ」の作品という③作風の区別を覚えたと考えられる。

(渡辺茂『ピカソを見わけるハト』日本放送出版協会による) (注1)ピカソ、モネ:ヨーロッパの画家の名前

(注2)スクリーン:スライドを大きく映す幕

(注3)スライド・プロジェクター:スライドを映す機械

(注4)丸暗記する:全部そのまま記憶する

(注5)まるごと:そのまま全部 まるあんききおくまく

問1 筆者は実験に使ったハトにどのように絵を見せたのか。

1 ピカソの絵を見せるハトとモネの絵を見せるハトとに分けた。

2 全部のハトにピカソとモネの両方の絵を見せた。

3 全部のハトにピカソの描いた絵だけを見せた。

4 全部のハトにモネの描いた絵だけを見せた。

問2 ハトがどのようなことをした場合に、①「この区別ができる」と筆者は判断した

のか。

1 餌がもらえる絵を見たとき、スクリーンをつついた場合

2 餌がもらえない絵を見たとき、スクリーンをつついた場合

3 ピカソとモネの絵を見ても、、スクリーンをつつかなかった場合

4 ピカソとモネの両方の絵を見たとき、スクリーンをつついた場合

問3( ②

)に入る言葉は次のどれか。1 それから 2 もちろん 3 しかし 4 一方

問4

③「作風の区別を覚えた」とあるが、どのようなことか。1 初めてみた場合でも、ピカソとモネの絵がすぐ覚えられるようになった。

2 ピカソとモネの絵を10枚ずつ覚えて、その区別ができるようになった。

3 ピカソやモネの絵とほかの画家が描いた絵を区別できるようになった。

4 ピカソの絵の特徴とモネの絵の特徴が区別できるようになった。

(2)子供に食事のマナー(注1)を教えるときは、「〇〇すべきである」「〇〇しなくではならない」というように、自分の考え方を押しつけるのでは、子供たちは納得しません。子供たちは、美しい食べ方をしていると、人から「すてきだ」とか「かっこいい」とか褒められる経験を通して、美しいマナーの意味を納得するのです。

それには、家庭や学校などの集団の中で、子供自身に①自分のありよう(注2)を意識させることです。そして、きれいで美しい食べ方ができた時には「きれいに食べられたね」「かっこよく見えるよ」とほめてあげましょう。

子供は褒められたことで「またこのようにしてみよう」と思います。こうして(中略)美しいマナーが習慣となり、その場に忚じた美しい自己のふるまいを身につけていくことができるのでしょう。

ところで、皆さんは食事のマナーが成立するには「他者との関係」が不可欠(注3)であることにお気づきでしょうか。

②人は人前で食事をするとき、一人で食べるよりもそれなりに整った食べ方をしようとするものです。それは「自分をよく見せたい、人からよく見られたい」という気持ちが根底(注4)にあるからです。だから、食事のマナーを身につける必要性が自然に生ずるのです。

一方、1人で食事をとるときは、食事のマナーを感ずることが少ないのではないでしょうか。近ごろの家庭の多く見られる「子供の孤食」は、子供に適切なマナー観(注5)を身につけさせるという意味においても考慮すべき問題であると言えるのです。 じこえさ

(女子栄養大学出版部『栄養と料理』1999年2月号による) 注1:マナー:行儀・作法

注2:ありよう:ようす・姿

注3:不可欠:なくてはならないもの、どうしても必要なもの

注4:根底:基本、もと

注5:マナー観:マナーについての考え方 きほんすがたぎょうぎ

問1 ①「自分のありようを意識させる」とあるが、どういうことか。

1 自分のふるまいがきれいかどうかを意識させる。

2 他の人に自分が迷惑をかけているのだと意識させる。

3 他の人から見て自分が美しく見えているのだと意識させる。

4 家庭や学校等の集団の中で自分の置かれている立場を意識させる。

問2 ②「人は人前で食事をするとき、一人で食べるよりもそれなりに整った食べ方をしようとするものです」とあるが、その文末の「ものです」と同じ意味の文を次の1・2・3・4から一つ選びなさい。

1 はじめまして、わたくしは田中淳太郎というものでございます。

2 子どもの頃、よく友達とこの川で泳いだものです。

3 「パソコンがないと生活できない」とは、今の学生は贅沢なことを言うものです。 4 朝、人に会ったとき、「おはようございます」という挨拶をするものです。 問3 子供に食事のマナーを身につけさせるために筆者が勧めているのは、どれか。

1 親の考え方を子供に押し付ける。

2 時々、一人で食事をさせるようにする。

3 子供が美しく食べたときにほめてやる。

4 子供にマナーの意味を説明して納得させる。

問4 子供が一人で食事をする「孤食」について、筆者はどのように考えているか。

1 一人で食事をしていると、正しいマナーが身につきにくい。

2 一人で食事をすることで 適切なマナー観が身についていく。 3 人は一人で食べる時の方が正しい食べ方をしようとする。

4 一人で食事をする時でも正しいマナーで食べなければならない。

(3)フリーターが増えている。200万人に近い、とも言われる。それでも①たいした社会問題にならないのは、フリーターという呼び名だからである。けっして失業者と呼ばれない。1999年現在、15歳から24歳までの男性の失業者は、10.3パーセントにも達している。

労働省の定義によれば、「フリーター」とは、15歳から34歳までのパートやアルバイトをしている男女、ということになる。つまり、34歳をすぎると、もうフリーターとは呼ばれない。ただのパートかアルバイターである。女性の場合、フリーターといわれるのは、独身者のことで、主婦になると、パートのおばさん、である。

フリーターは、自分で就職せずに、気ままに(注1)働いて、自由を楽しんでいるように見えるが、実際のところは、うまく就職できないための、浪人暮らし(注ろうにんぐしゅうしょくていぎ2)が少なくな

い。それは失業率が高くなると、フリーターが多くなることによっても、よく理解できる。正社員に登用される(注とうよう3)かもしれない、と思って、一生懸命 働いたが、採用されなかいっしょうけんめいさいよう

った、というフリーターも多い。②これなどは、間違いなく失業者の部類にはいる人である。

(鎌田慧『現代社会100面相』岩波書店による) (注1)気ままに:自分の思い通りに

(注2)浪人暮らし:ここでは、失業中の状態

(注3)正社員に登用する:正式な社員の地位に引き上げる とうようろうにんぐ

問1 パートやアルバイトをしている、「フリーター」と呼ばれる人は、次のうち、

どのような人を指しているのか。

1 25歳で結婚している男性 2 25歳で結婚している女性

3 40歳で独身の男性 4 40歳で独身の女性

問2 ①「たいした社会問題にならない」とあるが、なぜか。

1 フリーターは失業者だと思われていないから

2 フリーターは労働者全体からみて数が少ないから

3 フリーターというよび名がまだあまり知られていないから

4 フリーターは自分の意志で自由を楽しんでいる人だから

問3 ②「これ」という言葉は、何を指しているのか。

1 自由を楽しんでいる浪人暮らしのフリーター

2 正社員になりたいのに採用されないフリーター

3 仕事があるのに自分で就職しないフリーター

4 一生懸命 働いて、正社員に登用されたフリーター

問題Ⅲ 次の(1)から(5)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も

適当なものを1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1)毎日使っているコップを割ってしまったとします。すると、もう水を入れたり、ジュースを入れたりできませんから、捨ててしまいます。このようにちょっと前まで、身近(注1)みぢかいっしょうけんめいとうようしゅうしょくさいようろうにんぐに使っていたものがごみとなります。ごみは、いらなくなったものだし、イメージ

ひとくちも悪いので、私たちはすぐに忘れてしまいます。しかし、一口で(注2)ごみといって片づ

けてしまわないで、ちょっと考えてほしいのです。

実は、あなたの周りに見えるものはすべてごみなのです。たとえば、この本はいずれ紙のごみになります。机、いす、蛍光灯もいずれごみになります。(中略)つまり、ごみは私たちが買ったり、使ったりする品物そのものです。

(八太昭道『ごみから地球を考える』による) (注1)身近に:普通に、普段の生活で

(注2)一口で:簡単な言葉で ひとくちみぢかけいこうとう

【問い】「ごみといって片づけてしまわないで」とあるが、ここで「片づけてしまう」

とはどういうことか。

1 ごみ箱のなかに入れて捨ててしまうこと

2 ごみのことをよく考えないで忘れること

3 割れてしまったものをよく整理しておくこと

4 割れたものを捨てないで大切に保存すること

(2)「何杯食べても四百円か」

男は、ラーメン屋の立て看板に目をやると、すぐに店の中に入った。

男は若く、体格(注1)が良く、かなりの大食漢(注2)。

ラーメンを一杯、軽く食べると二杯目に入った。

「お客さん、どんどん食べて下さい」

やがて、三杯目。これもクリア(注3)。 「①まだまだ遠慮しないで、もっと食べてもいいんですよ」

「それにしても、②こんなことでよく商売が成り立つ(注4)な」

男は四杯目に入った。だが、さすがに全部食べることはできなかった。

「もう腹いっぱい。四杯でやめておくよ。お勘定!」

「千六百円です」

「えっ、四百円じゃないんですか」

「お客さん、外の看板を見てくださいよ」

『おかしいな』と思い、看板を見ると(何杯食べても一杯四百円)の間違いだった。 (伊藤聡「何杯食べても」『小説現代』講談社1996年3月号による) (注1)体格が良い:体が大きくてしっかりしている

(注2)大食漢:たくさん食べる人

(注3)クリア:ぜんぶ食べてしまうこと、目標をこえること

(注4)成り立つ:できる もくひょうたいしょくかんたいかくたいかくたいしょくかん

【問1】①「まだまだ遠慮しないで、もっと食べてもいいんですよ」とあるが、店の人はなぜこう言ったと考えられるか。

1 客が食べれば食べるほどそれだけ自分がもうかると考えたから

2 客が遠慮していると思い、もっと勧めようと思ったから

3 客がとても おなかがすいていてかわいそうに思えたから

4 客がラーメンをどんどん食べる様子が気持ち良く思えたから

【問2】男が②「こんなことでよく商売が成り立つな」と考えたのはなぜか。

1 その店の人が自分に無理に食べさせようとしたから

2 その店のラーメンは何杯食べても四百円だと思ったから

3 その店ではラーメンが一杯四百円しかなかったから

4 その店で食べたラーメンがあまりおいしくなかったから

(3) 母の日(注1)えんりょの翌日、同じ幼稚園に20年間通い続けて、幼児たちに母親の顔を描いかてもらっているある児童心理学者が、「子どもたちの描く絵に、最近二つの変化が現れた――目尻(注2)が釣り上がり、口が大きくなってきた」と言っていました。 めじりつ

子どもは正直です。母親の顔から笑顔が消えて、子どもを睨みつけ、大きな口を開けてガミガミと怒鳴りつける母親の顔が見えてくるようです。

(太田典生『「いい話」のおすそわけ』三笠書房による) (注1)母の日:五月の第二日曜日で、子が母に感謝する日

(注2)目尻:

めじりにらどな

【問い】この文章で筆者が最も言いたいことは何か。

1 最近の母親は子どもをしかることが多くなった。

2 最近の母親は以前に比べて口が大きくなった。

3 最近の子どもは母親の顔の絵が上手になった。

4 最近の子どもは以前に比べて正直になった。

(4)親に面倒をみてもらって育つ動物の子どもたちは、親のそばにいたがり、親のするとおりにするという習性(注1)を持って生まれてくる。親は教えるつもりなどなく、子の方でも教わるつもりなどないが、徐々に親の知恵は子にコピーされていくのだ。(中略) 例えば、子猫が親猫と一緒に出かけて行くとする。道を渡ろうとしたとき、向こうから車が来る音がする。親猫は「怖い!」と思って引き返す。そのとき子猫は親と同じレベルで「怖さ」に同調(注2)するのである。そして親と同じことをする。これで子猫は車の音が危険の到来(注3)だということと、どうやって避ければ良いかということを学ぶ。 (加藤由子『雨の日ネコはとことん眠い』による) (注1)習性:動物の行動に見られる独特の性質

(注2)同調する:他のものと調子を合わせる

(注3)到来:やって来ること とうらいどうちょうしゅうせい

【問い】「親と同じこと」というのは、ここではどういうことか。

1 コピーすること 2 引き返すこと

3 出かけること 4 道を渡ること

(5)私が左ききの人(注)をはじめて意識したのは大人になってからでした。

後輩の医者に一人左ききの人がいて、いっしょに夕食を食べにでかけると必ず私の左側にすわろうとするのです。

「先生の右側にすわると、おはしを持った私の左手と先生の右手がぶつかって、申し訳ないから……」というのが、その理由でした。

(細谷亮太「わくわく子育て」1995年2月8日付朝日新聞による) (注)左ききの人:左手で字を書いたりはさみを使ったりする人

【問い】「その理由」とあるが、何の理由か。

1 私が左ききの人をはじめて意識した理由

2 後輩の医者の一人が左ききであった理由

3 後輩の医者が私の左側にすわった理由

4 後輩の医者が申し訳ないと思った理由

2級日本語能力試験模擬テスト(一) 問題Ⅰ

問題Ⅱ

問題Ⅲ

問題Ⅵ

問題Ⅱ

問題Ⅳ

問題Ⅴ


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